稲毛構内タクシーが教える面接での採用・不採用のポイント
教授名: 吉永 貴一
授業科目: その他
勤務先: 有限会社稲毛構内タクシー
勤務地: 千葉千葉市
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神奈川県のタクシー地理試験について
教授名: 若杉 信洋
授業科目: その他
勤務先: 北斗タクシー株式会社
勤務地: 神奈川横浜市

タクシーの給料は安定?不安定?
教授名: 小池英年
授業科目: 給料
勤務先: 三幸交通株式会社
勤務地: 東京杉並区
公開日:2022年05月10日
勤務地 | 東京江東区 | 勤務先 | 美松交通株式会社 |
職種 | 採用担当者 | タクシー歴 | |
プロフィール | 車のディーラー営業から地方のタクシー会社に転職し総務として勤務したのち、美松交通に入社。その後、グループ内の会社で事故対応などの経験を経てオールマイティーに活躍中!! |
授業内容 【非表示】
タクシー転職大学では各項目の授業を質疑応答形式で行った内容を記事として公開しています。転職の参考にしてください!
タクシードライバーの求人ってどれも同じような条件ばかりでどこがいいのかわからない…今回はそんな疑問を解決すべく、「働きやすい会社はどうやって選ぶのか」を授業します!
—まず、タクシー業界で働く魅力は何ですか?
田村教授—出勤時間が選べるところだと思います。例えば、電車が空いている時間に出勤したいということであれば、隔日勤務だとお昼に出勤をして朝8時くらいに帰るということが出来ます。
タクシー乗務員は会社に所属していますがサラリーマンと違い、出庫したら自分のペースで働くことが出来ます。会社にいる時間も短いので、人間関係の煩わしさの少ない所も魅力です。
あとは、給料は完全歩合制なので頑張れば頑張った分だけ、若い方だと同世代の方よりも稼げるというのも魅力だと思いますよ。高齢者の方も稼いでいる人はたくさんいますので、元気な限り現役で働けるということはタクシードライバーだからこその良さだと思います。
—会社を選ぶにあたり働きやすさのポイントはどこだと思いますか?
田村教授—タクシードライバーを初めて目指す、という方はやはり研修をしっかりしてくれる会社を選ぶことは大切になってくると思います。
タクシーをただ闇雲に走らせてもお客様を見つけることは難しいです。売上を上げる為に必要なことや接客、機器の使い方など最初にしっかりと基盤を作ってから実際に乗務を開始するのとしないのでは気持ち的にも営業力的にも大きな違いが出てくると思います。
最初の研修だけでなく、乗務開始後も売上に伸び悩んでいたり、困ったことがあった時にフォローアップをしてくれるかもポイントになります。
常にサポートをしてくれる会社どうかも面接時に聞いてみるといいと思います。
経験問わず、悩んでいたら一緒に営業方法を見直して改善してくれる会社だと安心して働けるのではないかと私は考えているので、美松交通では乗務開始した後でも1人1人にきめ細かくフォローアップが出来るよう心がけており、乗務開始後でも同乗研修をすることもあります。
タクシーは完全歩合の業界なのでやればやるだけ稼げますが反対にサボってしまったり、営業のやり方が上手くできていなかったりすると売上は上がりません。
どうすれば安定して収入を上げることが出来るのかを一緒に考えてくれる会社は、営業以外のことでも相談に乗ってくれるので、働きやすい会社ということに繋がってくるのだと思います。
—会社の福利厚生であった方が良いものはあるのでしょうか?
田村教授—働くにおいては自分の負担が少ないことが良いのではと私は考えます。実はタクシー業界は他業界と違い、通勤に必要な交通費は売上の歩率に含まれる会社が多いと聞いています。ですので、交通費支給の有無も会社を選ぶポイントの一つだと思います。
美松交通では交通費は別途支給をしているのですが、1勤務の売上が3万円達したらという条件で、1乗務360円を交通費として支給しています。
全額支給とまでは行かないですが、それでも乗務員さんからはありがたいと好評を貰っていますよ。
—求職者が志望される理由で多いのはどういうところですか?
田村教授—大手だと基盤が安定しているから安心して働けるとかが多いと思います。福利厚生がしっかりしてるからとか。
中小企業であれば、社員も少人数なのでアットホームな環境で働けるとか風通しがいいという理由が多いです。
大手にも中小企業にもそれぞれの良さがあるので説明会などに行って一回会社の雰囲気とかを自分で確かめるのも良いかと思います。
あとは駅から近いという理由で志望される方も多いですね。やはり家から近いと通いやすいですし、隔日勤務や夜勤で終電が無くても時間を気にせず帰れるという点で志望される方も多いです。
美松交通の場合だと、富士グループなので基盤がしっかりしているため安心して働けるという理由で選ばれる方が多いです。
あとは面接時の社員の方の雰囲気が良かったからということで選んでいただけることもあります。
社員の方には、お客様が来客した際に、しっかり挨拶を返したりするよう伝えています。自分がもし求職者の立場で面接に行ったときに社員の方達が挨拶してくれると好印象を持ちますからね。
会社によっても雰囲気が違うと思うので、まずは一度会社に足を運んでみて社風などもチェックすることも自分に合った会社を見つけるポイントだと思います!
—タクシー会社に賞与はあるんですか?
田村教授—タクシー会社の賞与は一般企業の賞与とは異なり、毎月の給料の一部を積立して賞与として支給するのが一般的です。
ただ、賃金形態によって賞与があるものと賞与がない形態があり、賞与があるのはAB型賃金と呼ばれるものになります。
賞与については各社計算方法や支給の仕方が異なるので、気になる方は是非面接で聞いてみてください。
美松交通の場合は普段から頑張っている乗務員さんには少しでも還元したいという想いから、積立という形ではなく、賃金とは別に規定に基づいて賞与をお渡ししています。
※チェッカーグループは2021年4月に東京無線と統合。行燈が東京無線に統一されました
—入社してからの研修の流れを教えてください。
田村教授—チェッカーグループは昨年の4月に東京無線と業務提携をしたのでチェッカーグループの研修と東京無線の研修があります。
最短で8日で取得できるので、未経験の方はまず二種免許を取得してもらいます。次に地理試験を取得するために東京無線で地理試験の講習を1日受けてもらいます。
地理試験に合格するまでの期間は最短で1日、長くて2週間程で取得できます。その後は、東京無線の研修で1週間から10日、その後社内研修で1週間研修です。
あとは適性試験を受けてもらいます。適性試験とは、自分の運転の癖や性格を知って、事故防止に役立てるのが目的で行っているものです。
未経験の方が全て最短で資格を取得した場合、一人で乗務するまでの期間は1ヶ月くらいです。
—東京無線とチェッカーグループの研修はそれぞれどのような研修をされてるんですか?
田村教授—まず、東京無線の研修は接客マナーやチケットの扱い、東京無線独自のお客様に対する決済があるのでその研修をしています。
チェッカーグループではグループでの接客マナーや東京無線とは別のチケットがあるのでそのチケットの扱いの研修をします。
—東京無線と統合されましたが、一つの車に2つの無線が付いているのですか?
田村教授—昨年の4月に業務提携をしましたが、チェッカーはチェッカーの無線を東京無線の無線は東京無線のと分かれています。
変わったのは行灯と双方のチケットが使えるようになりました。配車アプリは東京無線は【GO】 でチェッカーは【S.RIDE】なので全く別のものになります。
—地理試験の対策はありますか?
田村教授—地理試験の専門の学校に通う会社もありますが、美松交通では東京無線の研修がしっかりしているのでそちらで対策をしてもらっています。東京無線の講習は1日ですが、落ちてしまった場合はまた行けば対策はしてくれますよ!
—自宅などで地理試験の勉強している時には賃金は出るのですか?
田村教授—自宅などで自主勉強をしている時には手当は出ないです。会社に来て自主勉強をしてもらうときは、その時間はしっかりと支給致します。
—社内研修の一日の流れを教えてください。
田村教授—半日は地理試験の勉強をしていただいて、残りの半日は会社の自家用車を使って土地を実際に走ってもらい、道を覚えてもらうこともあります。
自分でルートを組み立ててもらってそれに沿って走ってもらっています。
今はナビなども搭載しているので楽なところもありますが、土地に慣れていない方などはある程度道がわからないと実際にお客様を乗せたときに困ってしまうと思うので、自分でルートを決めてもらっていますね。
—配車アプリが普及していますが需要はどうですか?
田村教授—配車アプリの需要も高くなってきていますが、江戸川区はチェッカーグループの無線が強いのでアプリが普及してきたとしてもまだまだ無線配車の需要は高いですし、今後もなくならないと思います。
江戸川区での無線配車数は江東区と墨田区の無線配車数を足しても江戸川区には劣らないです。それくらい江戸川区でのチェッカーの無線は強いですね。
—全体的に見ると都内は東京無線の会社が多いように思いますが?
田村—全体で見ると多いけど江戸川区単体で見るとチェッカーの方が全然多いですね。東京無線はどっちかというと西側が強い印象ですね。会社数も多いので。なので、今後も無線配車の需要はあると思います。
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