三鷹交通が教えるタクシーメーターの使い方
教授名: 菅野 昭人
授業科目: その他
勤務先: 三鷹交通株式会社
勤務地: 東京三鷹市
タクシードライバーにおける基礎疾患や障害による採用基準
教授名: 長倉
授業科目: その他
勤務先: 株式会社越谷タクシー
勤務地: 埼玉越谷市
神奈川県のタクシー地理試験について
教授名: 若杉 信洋
授業科目: その他
勤務先: 北斗タクシー株式会社
勤務地: 神奈川横浜市
公開日:2022年02月10日
勤務地 | 東京江東区 | 勤務先 | 株式会社ハロートーキョー |
職種 | タクシー乗務員 | タクシー歴 | 2年半 |
プロフィール | 未経験で株式会社ハロートーキョーに入社してタクシードライバーとしてデビュー後すぐに業界の平均営収を上回る売上を記録。その後も熱心に教育を受け続け、且つ独自でのタクシー営業ノウハウを確立したことから入社から2年半でトップドライバーに上り詰めた期待の若手ホープ!! |
ー現在の売上はどうですか?
中川教授ー隔日勤務で1日大体84,000円くらいです。コロナの時は度外視して今は。日本交通になってから一番売り上げがいいですね。
ー主に稼ぎ方についてお聞きしたいんですが会社から稼ぐ事に対して研修とかどのように学んできたか、ご自身でも勉強してきた事などありますか?
中川教授ー会社からは稼ぎ方よりもどちらかというと安全運転とか、無事故無違反が重点になってくるので、タクシー運転の安全性の指導が多かったですね。
当時は稼ぎ方を教えてもらったというのは、先輩乗務員との同乗研修で飛躍的に売上が上がりました。
ー飛躍的に上がったということは乗務開始後にも同乗研修をやられたんですか?
中川教授ーそうですね。元々入社した段階だと最初に日勤をやるんですよ。今は分からないんですけど、大体昼の流しをやる。
その後に日勤でやるのか隔勤でやるのか選ぶことになりました。僕はどちらかというと夜型だったので、特に理由もなく稼げる人が多いから15時とか13時に出て明け方の昼ぐらいに帰ってくるという勤務にしました。
ただ最初は頑張っても52000円とか本当にすごいよくできて6万円でした。でも周りには簡単に7万8万を上げてくる人がいて、その中に気が合いそうな先輩がいたのでその先輩に隔勤になってから2ヶ月後に1回同乗研修をお願いしますと会社に言って指名して教えてもらったんです。その次の月から2万ぐらい一気に上がりました。
ー同乗指導前と後での営業方法の違いは?
中川教授ー確実に言えるのは営業エリアの違いですね。
ー以前はどのような方法だったんですか?
中川教授ー僕は以前、繁華街とかは道を知ってる人しか行ってはいけないと思っていたんです。お客様とトラブルになっても嫌ですし、だから基本的に繁華街は行かなかったんですよ。
でもその方は同乗したら繁華街が中心だったんです。
ー具体的にはどの辺ですか?
中川教授ー各所ありますけど、いわゆるお客様が多いエリアですよね。新宿・六本木 ・渋谷・池袋・上野・新橋・銀座、向こうまで行くと吉祥寺・三軒茶屋とかです。人が多いイメージがあるエリアですよね。
その次の日から六本木とかに行くようになりました。元々は会社の近くの 豊洲とか江東区周辺あと僕は地元が杉並区なのでその辺りでした。
ーそれは地理が詳しかったからですか?
中川教授ーそれもありますね。やっぱり安心して仕事ができるので。どこへ行っても稼げるとは聞いていたんですけど。
ただそういう所って、 レベルの高い人が行くエリアというのを最近気付いて、今だに繁華街に行かない人で稼げる人はもうワンランク上の人だと僕は思っているので、繁華街に行けば当然稼げるんですけど、 そうじゃないところでも売上を上げられるように研究しています。
一番いいのはどこへ行っても乗せられるのが理想なので、23区と三鷹市、武蔵野市どこへ行っても中心に向かうお客様を乗せて営業ができるところまで行きたいなとは思っています。
ーそれからは繁華街を中心に営業するようになったと
中川教授ー今では当たり前のように行きますね。
ー現在の出庫時間は15時からですか?
中川教授ーそうです。金曜日だけ13時に出ます。土曜日の朝が弱いのでなるべく昼の早い段階から出ています。
ー繁華街中心ということですが人が多いのって夜じゃないですか、出庫してからの日中はどのように営業されていますか?
中川教授ーそうですね、結局時間帯によるので今は夜に限っての話ですけど、日中に関してはやっぱりビジネスマン狙いですね。具体的に言うと青山とか港区・千代田区・中央区ですかね。新宿・渋谷の昼間はそんなに強いイメージはないので六本木もそうですね。
ーその時間帯ってサラリーマンの方などの出勤のタイミングではないですよね。仕事中の移動で利用されてるビジネスマンですか?
中川教授ーそうですね。中には帰る人もいますね。
ー今はある程度お客様が戻ってきているとはいえコロナを機会にテレワークをずっと継続しているような会社も結構増えてると思うんですけどその辺の影響はどうですか?
中川教授ー大手町などは大手企業や銀行とかがあるのでものすごい減った印象はあるんですけど中小企業がある青山とか豊洲のちっちゃいビルとかそういった企業はまだテレワークが進んでいないところが実際には多いので普通にタクシーを利用してくれるところが多いと思います。
ー元々売上が伸びる前の時点から5万円ぐらい稼がれててコロナ前の東京の平均って5万円位だったとお思いますがその時点から平均ぐらいは稼いでいたのは凄いですね。
5万円ぐらい稼げるようになったのはタクシードライバーを始めてからどれくらいでしたか?
中川教授ー隔日勤務になって始めた月からですね。
ー今は隔日勤務で15時からの出庫ということですが他社だと結構朝からの出庫と言うケース多いと思うんですけど、朝から出庫する場合と遅番と言うか15時から出庫するメリット・デメリットってあるんですか?
中川教授ー単純に最初に8時台の時間から営業するのか、最後に8時台の時間の営業するかの違いで結局はどちらのも8時台の時間帯はカバーしています。
15時に出ても次の日の10時ぐらいに帰ってくるルーティンなので当然8時からの出勤のピークは営業できます。
ーどっちが良い悪いというのは特にない?
中川教授ー僕は遅番の方がいいですね、なんでかって言うと8時に出庫すると絶対営業所からの営業になるのでエリアが広がらないんですが遅番だとその営業の後半なので、どこにいるかによって違うと思うんですよ。
8時にどこで営業するかっていうのを江東区だけじゃなくて当然それまで色々な場所に行っているわけなので、そこからスタートできるので僕はそっちの方が単純に楽しいし飽きないですね。
ー隔勤だと大体3時間ぐらいは休憩取らないといけないと思うんですけど何か効率の良い休憩の取り方ってあったりしますか?
中川教授ーまあこれは人によりますし僕はそんなにずっと動いてても大丈夫な方なので付け待ちしながら取る時はちゃん取るっていう感じですね。
空港に行く時はなるべく時間に余裕を持ってお迎えに行くので早めに入った時間を使って休憩を取ってという感じです。そういうのがない場合は時間帯ですね。お客様が動いてない時間に合わせて休憩します。
ー1日通して稼ぎづらい時間帯というのはいつですか?
中川教授ーコロナで時間がずれてきてて今はまだ定まってないんですが、まず朝の5時から7時の間と22時からとかもそんな強くないのかなと思います。
夜の青タン(22時から5時までの割増し時間帯のこと)入ってからもそんなにめちゃくちゃ良いかと言っても電車もありますし競争も多いので。
ー繁華街がいいって言うのは終電後ってことですか?
中川教授ーいや、繁華街に関しては20時ぐらいからですね。20時前に繁華街に行ってもそこまで稼げないと思いますね。出ていく人が少ないので。その時間帯は外にいて徐々に中に入っていきます。
ー先ほどはかなり複数のエリアを言ってましたけど、その中でもよく行くと言うか一番売り上げが上げやすいエリアは?
中川教授ー新宿ですかね。
ーやっぱりお酒飲まれてる方とかが対象になると思うので何かトラブルとかもありますか?
中川教授ーいや僕は全くないです。よく新宿歌舞伎町はトラブルが多いといいますけどそれは行ってない人の意見ですね。 稼いでる人は絶対に行ってますね。 行った先の繁華街を必ず通っていると思います。乗せれる乗せれない別にして。
ー例えば長距離の方が多い場所や時間帯ってあるんですか?
中川教授ー長距離で帰る人は0時までには帰るイメージがありますね。20時から0時までの間っていうのが一番単価が取れる時間帯ですね。場所に関してはベッドタウンから遠いエリアですかね。(銀座、新橋付近)
住んでる人が少なければ1メーターでも多くなるので銀座もそうですし新橋とか汐留とかあとは湯島とかも多いですね、青山とか。
まあ、 距離に関しては結果なんで、結局遠くに行ったら行ったで遠くに行けてない時間で乗せれると言う発想ですね。
8000円いったらなら8000円いって帰ってきてる間の人よりこっちで2000円×4、1000円×8じゃないですけどそういう感じになるので。
ートータル時間が一緒であれば同じということですね。
中川教授ーそうですね、 遠くに行って日渡りもちろん当然バンバン行ければいいですけどあくまで理想ではあるので、狙ってできるに越したことはないですけどもしポイントで考えるのであればエリアというよりはもう少し縮小して建物とかの前、ここからはどこに住んでる人が多いとかそういう感じでやってます。
大きい企業だと例えば100人が乗ってきたら100分の1ですけど、小さいビルとかで的を絞ればそんな働いてる人って多くないので意外と確率も上がるので僕はちっちゃくてあまり全然目立たないビルの前とか自分の経験からつけたりはしてます。
だから日報ですね、 毎日僕は持って帰ってるんですけどどこから乗せたかっていうのは必ずチェックしていいイメージを頭に植え付けてこの時間からここで無線が鳴ったとかお客さんが降りてきたなとかみたいなのは細かく覚えてますね。
ー日報を持ち帰って見直して、より乗せられたエリアを覚えるようにしようみたいな
中川教授ーエリアの更に細かい部分ですね。ここのビルは今9時ぐらいだから休憩と合わせてちょっと待ってみようかなとかそんな感じの付け方とかですね。
ーエリアについては先ほどお聞きしたんですけど、今お話にあった施設とか場所とかで乗せやすい場所とかってあるんですか?
中川教授ー もう本当に無数ですね。日本交通の専用乗り場で単価がいい代表的な所ですと、赤坂のグランドタワー、六本木ヒルズ。専用以外だと、青山通りのダイヤモンドビルとかエイベックスの前とか細かい感じですかね。
ー細い場所というよりどういう施設が乗せやすいとかあるんですか?例えば病院がいいとか駅がいいとか
中川教授ー病院と駅に単価は求めてないですね。今GOと言うアプリがあるので、GOで呼ばれたビルとか全く聞いたことがないところですけど、そしたらまたその人がここから乗ってくる可能性があるって言う本当にそういうピンポイントっていう感じなので。
こればっかりはエリアじゃないっていう感じですね。ただ、 中心部に行くことは間違いないので。
後は結構特例ですけど、三鷹とか行った帰りには吉祥寺に寄るようにしています。吉祥寺っていうのはすごい単価もいい印象があります。
ーなにか理由があるというわけではなく感覚なんですか?
中川教授ーこのエリアは競合が少ないからだと思います。
お客様を乗せないで空で戻ってくるのが僕はすごい嫌なので、どうにか中心部に戻る方法を模索している中で吉祥寺っていうのは僕の地元の近くっていうのもあるんですけど 、結構繁華街で遊んでいる人が多いんですよ。埼玉から来る人もいますし。
エリアというとこの建物とか、例えばこの交差点とか。 そういうのは先輩に聞いています。 まあ自分だけの経験だけだとなかなか難しいので。
例えば、先輩とよくどこどこ行ったんだよねって言ったらどこから乗せたんですか? という質問を必ずするんですけど、まあこれこれこうで何時ぐらいに乗せたというのを聞いて自分がいかにもやったかのような感じでチェックしたりはしますね。
新橋・上野というのはよく先輩も行ってますけど、 単価はいい傾向にあると思います。
ー仕事帰りに飲みに行くビジネスマンが多いということですか?
中川教授ーそうですね。ロングの人は皆さんチケット持ってたりとか役員の方など6割ぐらいですかね。
ーそのエリアってそうなると土日が厳しいイメージがあります。
中川教授ーそうですね。 土日は体感として単価っていうのはどうしても低い傾向にあるかなと思います。割り切って回数で勝負っていう感じですかね。
ーそういう時は別のエリアなどに切り替えたりするんですか?
中川教授ーそういう時は自分が東京出身なんですけど、地方出身者だと思ってその場合どこに遊びに行くかっていうのを想像します。そうなると新宿もそうですし、東京タワーでもいいかもしれませんしホテルですかね。後は東京駅とか道がわからないからってタクシーを乗る人も多いので。
結構話を聞いてると、 土日は東京駅とか品川駅とか新幹線が通るところは単価が良いみたいです。
ー未経験で稼ぐことにあたって色々ご自身も先輩方に質問されたということなんですけれど逆に未経験の方で質問されたりとかそういう稼ぐことに対して相談される事ってどういう事が多いですか?
中川教授ー1番は「どこ行ったら乗せられますか?」という相談です。一人でも多く乗せたかったら繁華街に行くよねと答えます。全部の出発地はそこなので。 僕はとにかく一人でも多くは乗せた中で長距離だった、短かったというのは結果でしかないので。
ーやっぱり一番のポイントはエリアですか?
中川教授ーエリアはすごく大事です。エリアと時間ですね。その時間にこのエリアにいれるかどうかっていうところですかね。それがコントロールできないから楽しいしエリアも拡大しなきゃいけないんですよね。
ー結構回数っていうお話がありますけど1日の乗車回数ってどれぐらいなんですか?
中川教授ー平均で34回ですね。
ー8万円ぐらいの売上でその回数ということはタクシー業界の平均で言うともっと少ないということですよね?
中川教授ー30回未満だと思います。
ー大体30回前後がポイントになりそうですね。
中川教授ーそうですね。40回で多いなーっていう感じで、 50回ですごいという感覚でいます。
ー34回くらいで8万円ということは結構単価が高めなんですかね
中川教授ーそうですね、僕はちょっと高い方だと思います。
ー過去に聞いた中では1500円ぐらいっていう乗務員さんが結構いらっしゃいました。
中川教授ー1500円は低い時の平均ですね。心のどこかで単価を意識してるんだと思いますけど全面に出してやらないってことですかね。そればかり意識しないようにはしています。
あわよくばいけたらという感じで。必ずそこで乗せるっていうのが1番大事ですかね。結局流れを作るのは僕らじゃなくお客様なので。
必ずお客様を乗せて行った先で アプリが鳴ったとか無線が入ったとかその流れでお客さんがいたとかっていうこともあるので、420円でちょっと移動した先にお客さんがいるなんて事が本当に多いです。
オリンピックの時の良かったエピソードで、1回赤坂でずっと待っててお乗せしたお客様が有明の方でした。そしたら有明の方でタクシー待ってるお客様が大勢いたんです。それってお客様に連れて行かれなかったら全く知らなかったことなんですよ。
そこでものすごい売上を作ったことがあったのでそれからずっと思っている事はとにかくお客様を乗せて移動した先で自分がしっかりとやれるかだけです。流れを作ってくれるのはお客様だと僕は思っています。
ー先ほどからずっとエリアについて聞いてきたんですけど、営業の仕方というのをお聞きできればと思うんですけれども、タクシーの営業方法、基本的には流し営業とアプリや無線、つけ待ちだと思いますが。
中川教授ーメインは流しです。大前提に走り方は大事なんで必ず信号は左先頭で止まるとか空車の後ろは走らないとかゆっくり走る、大体30㎞から40㎞くらい、とにかく赤信号では先頭で止まることです。
ー先頭で止まらないと先に乗られちゃうからですね。人が沢山いる中でお客様の見極め方とかあるんですか?
中川教授ーまず信号渡ってるお客様は全員チェックします。先と後、左前の渡ってくる人の人数の確認は大きい交差点では必ずチェックするようにしてます。先にいなければ空車が行ってるか行ってないか、交差点はものすごい情報を入れてます。 何台実車で行ってるか、そしたら実車で入ってるって事は空車が少ないって判断になるので。交差点の左で止まるのは大前提であとはどっちに行くかっていうのはその場所次第で決めてます。
後はもう感覚の部分もあるので、こっちにいそうだなって思ったのがピンと当たることもあります。
ー付け待ちの際はどういったやり方なんですか?
中川教授ー個人タクシーがよく付け待ちしているところは狙いますね。
ーどの辺なんですか?
中川教授ー 個人タクシーさんは本当に効率を一番に考えているので個人タクシーさんが止まってるところは何かあると思ってよくチャレンジします。
ー個人タクシーがよく付け待ちしてる場所は具体的にどの辺なんですか
中川教授ー具体的に言うとこの辺だとギャザリア木場にはよく止まってますよね。あれも不思議だなと思ってから僕も気になるのでたまに付けたりしています。
結構無数にあるので、ただ霞ケ関以外の話です。霞ヶ関というのはまた別なのでそれ以外の場所で個人タクシーがよく止まっているところの後ろに付けたりすると意外と個人タクシーじゃなくて普通の法人のタクシーに乗りたいって言う人がいたりするんですよ。知らない時はそう言うのを参考にしています。
あと他社がよく付けているところをチェックしておいて今日は思ったより少ない時で余裕がある時に付けてみたりとかそんな感じですかね。だから日報を持って帰って自分でここからはどれくらい出たかはすごく大事で。自然と単価は気にするようにはしてるんですかね。
ー日本交通専用の乗り場は使いますか?
中川教授ー本当は使わなきゃいけないんですけれど、やっぱり競争も激しいのであくまで2・3回ぐらい。2・3台止まっている程度だったら行こうかなくらいですね。空いてて呼ばれたら当然行きますし、0台だったら必ず利用します。
いつまでにこの位の売上がないと厳しいとかその時の状況でちょっとやり方は変えています。余裕があったら勉強のために付けてみようとかもありますし。基本付けるときというのは余裕がある時にしかやらないです。
ー無線はどうですか?
中川教授ー無線は特に気にしてるのは朝ですね。朝はいかに外側にいるかだと思ってます。そうすると都市部に行くお客様を乗せられるので。
5時までに帰るお客様をいかに乗せて外側に入ってという感じなので朝は都心部にはほぼほぼいないんじゃないかな。いたとしても目黒区とか渋谷区とか決めてます。
ー無線とアプリってそれぞれ別でなんですか?
中川教授ー僕が言ってる無線はアプリも含めてと言うことにはなるので今はアプリが多いので入ったら必ず取るようにしています。アプリは必ずとったほうがいいですね。何があるかわからないので。
ーアプリは売上の割合、回数だとどれくらいなんですか?
中川教授ー全体的に1日通して10回ぐらいですね。
ー結構ありますね。
中川教授ーそうですね、結構単価は良い印象です。
ーアプリのお客様と流しとかでのお客様の違いはありますか?
中川教授ー無線のほうが時間を気にしてる人が多いというか効率的な人が多い印象がありますね。当然稼いでらっしゃるじゃないですけれどお金持ってる人が多いので。あとは次使ってくれる可能性がアプリのお客様にはあるので、流しの人よりかはアプリの方が今後を考えるとすごく良いのかなと思います。
ーアプリ配車が多い時間帯は?
中川教授ー朝が多いですね。エリアによりますが6時から9時くらいまでの時間帯は多いですね。あとは出庫してからの6時から8時ぐらいまでの間も多いです。
ー朝は出勤の方、だからそれに合わせて外側にいてそこから中心部に入っていくんですね。
中川教授ーそうですね、そして9時ぐらいまでに中に入っていったら今度は仕事で営業先に行くという人が利用しますしホテルに泊まってた方が都心部から空港に行くというパターンもあります。
ー稼ぐ人と稼げない人の違いとかってありますか?
中川教授ーまず入社してからでいうと稼いでいる人と頻繁に話をしている人はそれだけ良い情報を引き出すこともできるし稼いでいますね。
稼いでいない人は、自分で決めちゃってる人ですね。ここはこうとか、あそこはいかないとか。(お客様が)例でいいますと、歌舞伎町はトラブルが多いとか、繁華街は酔っ払いが多いとか、そういう人はそんなに稼いでいない印象があります。
後は、裏で休憩をしてる人。稼げない人って上げだしたらキリがないですよね。
自分自身で営業エリアを狭めちゃうのは良くないですね、稼げる人は絶対どのエリアでも対応しますし、もしくは高速を使ってでも自分が決めているエリアに戻ってビシッとやっています。
一概に乗せて都心に戻ってこないといけないわけでもないので中には稼いでる人ももちろんいます。ちゃんと自分のルーティンを持っている人は稼いでいます。
あとは不思議と自分で洗車してる人は売り上げが高いですね、不思議ですけど。洗車している人同士でよくしゃべってますけどみんな売上いいですよね。
結構、精神的な部分だとは思うんですけれど、だからといって洗車していない人が必ず売上が低いかって言うとそうじゃないんですけど、 洗車してる人はだいたい接客もそうですし売り上げだけじゃないですけど意識の高い方が多いです、全員ではないですけど。
ー洗車はしなくてもいいんですか?
中川教授ー洗車はしないといけませんが自分でするかお金を払って洗車するかの違いですね。
それでも洗車する時間を削ってでも営業したいという人も中にはいるので 全員が全員じゃないですけど。
うちの会社には洗車専門の人がいるんです。洗車してもらうお金を払って洗車してもらうか乗務員自身で洗車するかですね。
ー稼ぎたければ自分で洗車しようということですね!
中川教授ーそういう意識の人はどっちが先かわかんないですけどそういう人だから洗車するのか、洗車するからそういう意識なのかわかんないですけど少なくても僕は縁担ぎだと思ってやってます。
お客様は、当然汚い車と綺麗な車どっち乗りたいかといったら綺麗な車に乗りたいと思うんですよ。
綺麗にしてる人ってサービスもすごく綺麗だと思うんですよ、それ絶対そうだと思うんですよ。綺麗な車のドライバーは違います。あとは先ほども言いましたが、繁華街に行く人は稼いでる人は多いんじゃないですかね。
ー稼いでない人は結構縮こまってしまっているんですかね。
中川教授ー縮こまっていると思います。トラブルが恐いとかそういうイメージを持っちゃってるんじゃないですかね、固定概念というか。固定概念を取っ払うことが結構大事になります。
だからこそ繁華街に行かないでも稼いでる人っていうのは逆にすごいと思います。
ー繁華街に行かないで稼いでる人ってどうやって稼いでるんですか?
中川教授ー不思議ですよね、多分基本に忠実でアプリも無線とかもちゃんと取っているんだと思います。でも少なからず繁華街には1日1回は行ってるはずなんで。
ー繁華街を営業のメインにしてないっていうことですかね。
中川教授ーそうだと思います。僕は明らかに繁華街メインですね、ブレないですよね繁華街というのは、普通にお客様がいるので。
ー最後にこれからタクシードライバーを目指す方で色々会社を探している方に対していろいろ選ぶポイントって人それぞれあると思うんですけどより稼ぐというところにフォーカスした場合に会社を選ぶのであればどういう会社が良いですか?
中川教授ーまず立地ですかね、営業所の。 これはもうどうにも変えられないので。ハロートーキョーは凄くその点でいいと思います。 中央3区(中央区、港区、千代田区)に近い営業所なので。
ー出庫してからすぐにそのエリアに行けるからということですね。
教授ーそうですね、あとはジャパンタクシーが多い会社ですね。流していてもジャパンタクシーはお客様に選ばれやすいので。
管理者の方が色々相談に乗ってくれる親身でアットホームな会社が良いと思います。
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