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初心者タクシードライバーが知るべき「流し」のコツ【上級編】

タクシー業界に勤めるにあたって、知っておかなくてはいけない営業方法に「流し」という方法があります。
この方法は、一般的によく知られているもので、街中を走行してお客様に呼び止められて乗車してもらうというような形です。
以前は【初級編】として流し営業のコツをお伝えしましたが、今回はより具体的に解説していくので、ちょっと流し営業に慣れてきた方であれば、参考にしてみてくださいね。

まず、大前提として考えなくてはいけないのは、売上のことです。
この売上は当然お客様が乗車してくれなければ、ありません。
そこで、流し営業をしてお客様を探します。
しかし、多くの人が流し営業はただ街中を走行していればよいと感じているようですが、実はそうではありません。
例えて言うなれば、一度お客様を乗せ目的地まで行って降ろし、そこからまたお客様を探すために別の場所へ移動する。
この移動している時間がいわゆる流し営業をしている時間となるので、この時にしっかりとお客様がいそうなルートを走行することがポイントになります。
別の場所に移動することだけに意識が向いてしまい、結果的に流し営業の時間をただの移動時間にしてしまったなんてことにならないようにしましょう。

次に、もし遠距離のお客様を乗せた後、次の営業場所に移動する際にただ営業拠点に戻ろうとするのは流し営業として失敗です。
お客様を降ろした後、どのように営業拠点に戻ることでその間にお客様を乗せることができるの?という点を考えましょう。
もし知らない地域であれば、地図やスマホで情報収集しながらルートを考えてみると良いですよ。
その時乗車してもらえなかったとしても、どのような住人がいたとか人通りが多いかなどもしっかりと見ておくと次に生かせますよ。

周辺情報と言えば、自分の稼ぎ場所も発掘しましょう。
人々はどの駅を利用し、今はどこでどんなイベントが開催されているのか。
そして、自分の勤務体系を考えてみて、営業する時間帯によってもルートは都度都度変えてください。

夜勤が多いのであれば、終電あたりで駅に向かうとか、劇場があるような地域を営業スポットにしているのであれば、その日の演目や時間帯を確認するなど、常に色々な視点でアンテナを張り巡らせておく必要があります。
その他にも、野球観戦があるような場所だとお客様を捕まえやすくなりますよ。
やはり、クタクタになっている状態の人はタクシーを利用しがちです。
なので、観戦したり観劇した後だとみんな疲れてタクシーを利用します。

また、距離で言えばどうしても長距離のお客様を狙いたくなります。
しかし、タクシーはお客様が乗って、目的地を言ってくれるまで全く予想はつきません。
それに、長距離は稼げる!と思うかもしれませんが、また営業拠点に戻るまでに時間がかかるので、実は非効率です。
東京であれば、都内をぐるぐる回ってマメにお客様を乗せた方が収入面でもよかったりします。

このように流し営業のコツはルートの確保です。
どのようなルートを走行すればお客様が捕まりやすいかを考えることが大事です。
また、タクシーは1日の走行距離は365km以内であり出車の時間から最大でも21時間までと定められています。
条件が付いているので、いかに乗車中は空車時間を減らすことができるのかを第一に考えましょう。
流し営業というのは非常に奥が深く、紹介した内容もほんの一部です。
経験を積むことによって得る技術もあるので、行き詰った時は先輩ドライバーに聞いてみるのも一つの手ですよ!

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