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タクシー業界のニュース

2007年05月01日

低運賃を容認するのか、しないのか?

薬師寺氏画像

タクシー業界のコンセンスが問われている!

  四十数種類の値引き、割引運賃が氾濫する大阪タクシー業界を指して薬師寺代表は 「日本で一番壊れた状態」と表現する。そんな状態の中で、三期六年大夕協の会長を 務めた三木源一郎氏は、 運賃改定を模索したが結局、頓挫。 さらにワンコインタクシー を先頭にした低運賃車両の増殖は、とどまるところを知らない。

  三木氏に代わり大夕協会長に坂本克己氏が選任された直後の四月二日、記者会見を 開いた薬師寺代表は、 「運賃改定申請が先なのか、環境整備が先なのか」と問い、 低運賃を容認するというなら何をかいわんやで、 容認しないならしないという業界の コンセンサスを固める必要性を強調。協会トップの交代を機に、 「壊れた状態」の 修復に意欲をのぞかせた。

坂本新執行部に期待

  薬師寺氏:新執行部に大いに期待しています。日本で一番壊れた状態の大阪のタクシー ですからね、 誰が業界のリーダーになられても、鼻歌では前進できない。ほんとに ご苦労さんと言いたい。何を言っているかというと、 今の大阪の状態で何を 優先させるか、運賃申請が先なのか、環境整備に努力する事が先なのか。

  その環境設備 というのはご存知のとおり,上限より安い車が約五千台走っているわけです。言葉を 変えて言うと、 大阪ではタクシー協会が一番大きな集団ですが、この集団が低運賃 タクシーに対して容認するのか、容認しないのか、 どっちなんだ、と。会員である 私にも分からないから、まずそれを決めるのが先決ではないか。容認するのであれば 容認するでいいし、 容認しないのであれば容認しないで議論しなきゃいけない。容認 しようという事を業界の方向として決めれば、 あとはもう何も言うこともする事もない。 容認しないという事であれば、それは違った議論が生まれる。 その事を業界の コンセンサスとして決める事が一番最初じゃないか。

二二%の格差の意味

  ここに運輸局が公示している運賃の資料があります。こんな運賃が公認されていることを、 きちっと覚えている方も少ない。 中型の上限から小型の下限まで二二%安い運賃が 公認されている我々が何の対策も立てないのであれば、 数字でいえば六六〇円に対して 五一四円なんです。ワンコインの五〇〇円と十四円しか変わらない。 そこまで国は 自動的にスルーして公示している。これではワンコインの五〇〇円が問題だと 言えなくなってしまう。 そういう事を押さえて、低運賃タクシーを容認するのか、 しないのかというところからスタートしないと理屈が合わなくなる。

現在の執行部は低運賃に対して容認しているという事ですね。

薬師寺氏:いや、それは分からない。 会員である我々にも分からない。僕の場合は、 二十五年前からタクシー運賃に格差をつけてはいけないと主張してきました。 今も そう思っている。せっかく国が中・小型運賃を一本化しよう、とんでもない数の タクシー運賃を集約しようと提案している。 そういう指導を国が出したわけですが、 我々はその指導に乗るのか乗らないのか。 今度の運賃申請でも、東京はもちろん中・ 小型と言っていませんよね。和歌山も一本化にして申請を出した。 僕は和歌山が中・ 小型の格差が大きくあるにも関わらず一本化の運賃申請を出した事を大変評価に 値すると思っている。 せっかく国がタクシー運賃の集約方法を打ち出しているわけですから、 僕はそれを蹴る必要はないと思う。 中型だから一〇%安い下限でいきますと いえば、今の中・小型格差の一一・八%、数字的にはたったの 一・八%のリスクでその中に 入ってしまう。

ワンコインに秘策あり

低運賃の事業者にとっては、中・小型運賃を一本化したところで…。

薬師寺氏:五〇〇円がそのままでは、格差はなくならない。 我々業界の意思が どの方向にあるんだという事は、はっきりさせるべきではないか。 その上で 五〇〇円に対しては、(消滅させる)方法はありますよ、と僕は言っている。

低運賃の事業者にとっては、中・小型運賃を一本化したところで…。

同社はインターネットのサイトを武器に、これまで急成長してきた。特徴的なのは、 月間百六十人前後の応募者の年齢構成である。三十代二十五%、四十代三十二%、五十代二十九%、 六十歳以上四%で三十代、四十代が五七%に達し、タクシー乗務員の平均年齢が五十代後半の実態からすると、 働き盛りの比較的若い世代が多くなっていることだ。

薬師寺氏

総会に薬師寺社長が出席されて意見を新執行部に提起されてはいかがか。

薬師寺氏:六月総会で質問します。

500円だけを徹底してですか。

薬師寺氏:いや、低運賃と言っている。 制度上は下限割れです。本来、我々は 同一地域同一運賃が望ましいと言っている。 薬師寺氏:もちろん。事業者はみなそうでしょう。

意思を明確にとありましたが、もし小型も含み一本化の形になった場合、 協会内の運賃の乱れを集約するために努力をしますか。

薬師寺氏:いや、低運賃と言っている。 薬師寺氏:理想は同一運賃です。同一運賃にならないところに問題がある。 ならない環境にもいろいろ理由がある。業界のコンセンサスというか最大公約数として、 いろんな運賃を支持するなら五百円と変わらなくなります。そこの計算がわからなきゃ、 まったく通じない話です。

中型が660円から514円とおっしゃたんですが、 現実に514円というのはないですね。

薬師寺氏:値段より金額の事を言っています。 六六〇円に〇・七八かけたら五一四円になる。

今回の改定は普通車運賃枠で中型は上限、小型は真ん中あたり、 ワンコインは下限以下ですが。

薬師寺氏:ワンコインなんか協会の外の人ですから、 僕が言っているのは社団法人 大阪タクシー協会の意見を集約したらという事です。 小型運賃といわなくても、 一本化した中でもゾーンが生きてる以上一〇%の格差が出る。 一一・八%と現実問題 として何が違うのですか?

ワンコインへの対応策があると言うんですね。

薬師寺氏:ありますが、今は言えない。 我々が五〇〇円の車を千台作って走らなくても いいわけです。 その処置を取って僕が考えているやつをやれば、ダメージになる。 対応しようと思わなきゃ知恵も何もでませんよ、眺めてるけじゃ。

新執行部に期待しているとおっしゃいましたが、容認するかしないかお手並みを  拝見したいという事の問題提起ですか。

薬師寺氏:期待と言って、新しく生まれた人に期待しないバカはいないわけです。 ご祝儀を含めて大いに期待をするのが日本の礼儀でしょう。業界として現状を どのように考えていくか。 その大阪の一番の問題である低運賃車両に対する大集団の 意見が聞こえない。どういう姿勢で対応するかという事すらも。 問題解決に向けての スタート台は、そこじゃないか。 五千円分超え分五割引運賃は、競争するなら利用者がいるかいないか分からないくらいの長距離で競争して、 五千円以下のところでは運賃を揃えたらいかがですかというアナウンスだった。遠距離割引は遠距離だけの割引です。 でも今の低運賃は乗った時から安い。

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