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2009年05月18日

taxi japan 09.5.10 No.121号の特集 緊急座談会(2)「生ぬるいタクシー強盗対策に喝!これでは乗務

掲載先:taxi japan 09.5.10 No.121号
以下引用

タクシージャパン No121号

前号に引く続く二回目。乗務員の命を強盗から守る決め手は無いか。今回も出るは出るはで名案、迷案、珍案がゾロゾロ。 とはいえどれも帯に短し、たすきに長し?で、ただちにタクシー強盗が無くなるというには心もとかったり、実現が危ぶまれるか、時間 を要する、などなどでどうもスカッとしません。

三人によれば文殊の知恵といいますが、このタクシー強盗絶滅のミッションにつき、もっと多くの方々の英知を結集しなければなりません。 これぞ名案、決め手というアイデアがあれば、ぜひとも本紙編集部にお寄せいただきたいものであります。

車内カメラ+α

高橋
清野さんが提案する車内をキャッシュレス化するには少し時間がかかる。清水さんが言うように、タクシー強盗への抑止効果を発揮 する事で乗務員への成り手が増えるのであれば、タクシー業界はこの問題をもっと真剣に取り組むべきではないでしょうか。
清野
そこで車内カメラにプラスαの形を考えました。今も緊急スイッチを押すと防犯灯が点滅し、同時に無線で基地局に連絡が行く。 さらに車内カメラのデータをリアルタイムで基地に転送できるようにすればいい。技術的には可能です。今の車内カメラは基本的 に後処理ですが、リアルタイムにする。実は自社がセコムで警備していたのですが、私はうっかりセコムをを解除しないで会社に入って しまった。その時にカメラとスピーカーが付いていて「こらっ!!」とリアルタイムで言われた。センターに画像が転送されいて、 センターからスタッフが監視しながら「退去しなさい」と言っている。そのままマゴマゴしていると、上から粉がバッと落ちて くるそうです。すでにセコムはそういう仕組みを作っています。私はもう少しで粉をかけられるところでしたけど。(笑)
高橋
その粉はどんなものでしょうか。しばらく目が見えないとか
清野
何も見えなくなるらしいです。
高橋
それはタクシーにも使えますか?
清野
そうなる前に人間の警告が入る。運転手さんは金縛り状態でしょうけど、基地の方からけん制が出て、それから粉がドンと出る。 粉が出ると乗務員さんも見えなくて大変でしょうけど。
武内
でも命には代えられないですよね。
高橋
それは清野社長のところでも作れるのではないでしょうか。
清野
それだったら現金を扱わないシステムの方が、ずっと楽です。
高橋
全部法律で網を掛けて強制的にさせるわけにはいかない。仕組みとしては全車両にしないと、百%撲滅は無理ですね。
清野
これは費用対コストの関係だと現金をなくす事はコスト的にそれほど掛からない。
高橋
日本だけバスを乗るのに現金やプリペイドカード、ICカード、全部使えるようにしていますね。
清野
アジア全体で協定が進んでいて、Suicaなどは全て共通にしようという動きが出ていて、官僚同士が交渉しているようです。 東アジア経済圏の中ではSuicaが共通になるかもしれない。
武内
こういう発送がすごい。煙が出るとかカメラで撮る、ガラスで仕切るなどは今までにもあった。しかし時間が掛かろうが、どこか と共同で開発するなどして乗務員さんの命を守れる必要ですよね。
清野
キャッシュレスはある種、時代の流れです。ただ、ゼロにできないから今の併用がありますが。今後は必然的にキャッシュレス 化が進むでしょう。鉄道やバスは現金を盗むということはないですがタクシーは一対一なので、むしろタクシーこそキャッシュレス を徹底する必要性があると思います。
清水
どこに買い物に言っても、会員になってカードを作ってくれという話が多いですよね。私はそれが厭なんです。タクシーに乗る前に たとえばタバコ屋さんでチケットを買って、それを持って乗るとか。
清野
多様であってもいいと思います。とにかくタクシー車内に現金がないものだということになれば、強盗する理由がなくなる。
清水
ただ、乗務員さんは相当数辞めるかもしれませんね。チップ狙いの乗務員さんも多いでしょうし(笑)また、現金があるから ちょっと貸してくれという形で、生き残っている乗務員さんの生の声を聞いていますから。その日ちゃんと納金しなきゃいけないけど、 一万円貸してくださいという人もいますので。生存競争からいくと難しい。
一同
それはナマナマしいね。

基本給がないのが・・・

高橋
清水氏がいうように、強盗が出ると乗務員さん応募が来なくなる、そういう現状以外に、この業界の労働に対する懸念とか聞いていますか?
清水
派遣切りがあれだけ騒がれたのに人が流れてこない現状は、簡単なことです。タクシー業界には基本給が無い、そこです。派遣の人たちは 最初に契約をして、この期間は絶対貰えると納得した上で入ってくるが、タクシー業界ではそれが約束出来ない。会社によっては最低いくら出す とかありますが、明確に出す会社は少ない。ウチの提携会社でも一割です。そこが一番大きい。不定期な労働時間とかは問題じゃないです。
高橋
A自動車など、三十万円を半年間保証していますが、それは効果ないですか?
清水
それだけ見て納得して入ってくる人は、僕達の会社には来ない。三ヶ月保障、六ヶ月保障、その後どうなるのか、と心配な人たちが 相談に来ます。さらにもう一つ明確な壁としてぶつかっているのが、売上げの低下ですね。タクシー業界が去年比で十八%下がってる 状態ですが、去年よりこのご時世なので申込みが去年の倍くらい来ています。しかしその後、紹介先で現実を言われると就職を 諦めてしまうという人が増えています。それが歯痒くて仕方ない。景気の波はあるし、会社は間違っていないと思います。しかしそれだけ 落ちているのは現状なので、新しく入ろうという乗務員さんの労働意欲にも直結しているのは否めないです。面接も紹介も増えていますが、 制約率が落ちている現状です。

客と乗務員が敵対関係

清野
本当はお客さんと乗務員さんの関係というのは、良くないんですよね。乗務員さんとお客さんとの関係は、いい関係にしたい。 実はメーター機がある事によって、乗務員さんとお客さんが敵対関係になってしまう。乗務員さんはメーターが上がることを望むし、 お客さんは上がる事を望まない。まさに敵対関係です。(笑)
一同
その通りですね!
清野
これは良くないですね。敵対関係にならないような仕組みを作ろうという事で、私たちは運賃先決め注文支援システムを開発したわけ です。行き先に応じてあらかじめ料金を決めてしまう。それを今のメーターに機の体系に従って、距離を測り、時間分の要素を入れて 料金になると計算して、それで乗務員さんは渋滞は渋滞だろうと遠回りしようと、関係なくなる。今だと乗務員さんが遠回りしたら 儲かるし、お客さんは損する。そういう敵対関係をなくしてしまう。
高橋
メーターを挟んで敵対関係という表現は面白いですね。
清野
そのためにタクシーアシストという会社を作った。これは旅行会社です。タクシー運賃は、あらかじめ決めて受けてはいけない。 タクシーはあくまでメーター機か時間制です。それをクリアーするために私たちは旅行会社の資格を取った。手配旅行社として やっています。
武内
清野さんすごいな~。(笑)考えただけじゃなくて、やっちゃうからな~。
清野
らくらくタクシーと仕組みと同じですが、コンセプトや思想が違うんです。タクシー事業者が自らのお客さんを増やすために 、私たちがお手伝いするという位置付けです。僕らがお客さんを取ってタクシー会社にやらせるというものではなくて、タクシー 会社自らこういうものもありますと。タクシー利用者にアンケートを取ると、一番不満は降りないと料金決まらないことについてです。 あらかじめ分かるようにしてあげましょう、と。インターネットの仕組みに一千万円投じましたが、それをタクシー会社に利用して くださいと、と。一件需要が成立したら八十円しか掛からない。
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