タイの乗り物【タクシー】

この休み、微笑の国・タイに行っておりました。私はどこの国に行っても必ず、タクシーを利用します。日本のタクシーと比べたいからに他なりませんが、現地の息吹を感じられるという点において、ドライバーさんと会話できるタクシーは、その筆頭だと思うからです。

今回はタクシーのみではなく、シリーズに分けて、タイの乗り物をいくつかご紹介させていただきます。こと乗り物の種類の多さで、タイに肩を並べられる国はないのではないでしょうか。少なくとも私は知りません。そんな乗り物パラダイス・タイの今をリポートします。まずは、いくつかタクシー車両の写真を見ていただきましょう。

総じて言えることは、車体の色が派手だということです。特に下段のショッキング・ピンクの車両は、頻繁に目にしました。上段の初心者マークのようなツートン・カラーも強烈ですね。中段のオレンジも熟れた柿のようで、おいしそうです。日本のように黒い車両というのはほとんどなく、とにかく目立つことが重要のようです。

メーカーは、圧倒的にTOYOTAさんが多かったように感じました。初乗り料金は、メーターを使った場合、約35バーツ(1バーツ3円で計算した場合、105円)ですので、かなり激安です。わざわざ、メーターを使った場合と書きましたのは、近場だと使わないドライバーさんが多いからです。

誤解しないでいただきたいのは、市井で触れたタイの方の印象は、本当に素晴らしいということです。ウエルカム感が半端ではありません。海外旅行経験の乏しい私が言うのもどうかと思いますが、これまで行った国の中ではダントツでナンバー・ワンです。正に微笑の国の面目躍如と言えるでしょう。

道を訊いたおじさんは、途中まで気にして付いてきてくれましたし、目的地へ向かう途中、「あと、5分だよ~」と、駅へのルートを雑貨屋の人が示してくれたりもしました。こんな国は、そうそうないはずです。本当に感謝していますし、五輪を控えた私たち日本人には、素晴らしいお手本かと思います。

ただ!ただです!!外国人だからといって、露骨にボッタくるタクシードライバーさんだけが、その株を大幅に下落させています。タクシーの業務においては、私の職務上、お国柄という言葉では済ませられません。

事前にある程度のことは聞いていたので、真偽を確かめるため、ちょっと行儀が悪いですが、敢えてカモになったりもしました。宿泊しているホテルが近いことを知っていて、乗車したのです。本来は1メーター35バーツで行く距離を、「200バーツでどうだ?」と、言ってきたのです。もちろん、メーターは使いません。目と鼻の先の距離なのに、どうするんだろう?と逆に興味が出てきて、Goサインを出しました。

果たして、車両は大幅な回り道をしました。わざわざ、渋滞している通りに入り、「many many Car」と、言ってきました。ちょうど、日本大使館の前に来た時、バツが悪いと思ったのでしょうか、「ここも案内できるぞ」と、風俗店や、飲食店のパンフレットを出してきて、他に注意を逸らそうとしました。

結局、通らなくてもいい病院の駐車場を通ったり、なんやかんやでホテルまで到着したのですが、「なるほど。こんな感じでやるのか」と、妙に感心してしまいました。とはいえ、こんないい加減な人ばかりでなく、実直に任務を遂行する人もいたので、そこは誤解がないようにしたいところです。ただ、そうでないドライバーさんは、近距離だとメーターを使おうとはしません。それも恐らくは外国人だと分かると200バーツ位(1バーツ3円で計算した場合、日本円で600円)と言ってくるはずです。

先のドライバーさんですが、終始笑顔で、私の拙いタイ語のチェックもしてくれたりしたので、他は何ら嫌なことはありませんでした。それと、ノーブレス・オブリージュ【高貴なる者に伴う義務】という言葉もあります。自分が高貴な人間だなんて、これっぽっちも思っていませんが、嫌な思いをした時に、自らを納得させるには有効な言葉です。ですが、日本人=お金持ち=多めにもらってOKという考え方は、どうかと思います。国によって事情は違うかと思いますが、その点においては、日本のタクシードライバーさんを見習ってほしいと思います。

『トリップアドバイザー・旅行者による世界の都市調査』で、、タクシードライバーの親切さ、サービス、街の清潔さ、公共交通機関、安全の5つの項目で、40都市中、東京が第1位だったことは以前、ご紹介させていただきました。バンコクも、街の清潔さ、公共交通機関の充実さでは、上位にくるかと思います。歩きタバコの人や、唾を吐く人を見かけませんでしたし、(これに関しては、東京の方がひどいかも)BTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)などの交通網の発達ぶりには、目を見張るものがあります。

タクシーに関しては、日本のドライバーさん、どうぞ胸を張っていただきたいと思います。皆さんが、当たり前のように行っているサービスが、至高のサービスなのです。それにプラスアルファの臨機応変な対応が加わわれば、今後も上位の座が揺らぐことはないのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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